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【新NISA】オルカン指数はどっち?MSCIとFTSEの違いとコスト比較

MSCIとFTSEの比較解説:全世界株式(オルカン)選びのポイント

この記事で伝えたいこと

新NISAで「オルカン(全世界株式)」を買うなら、連動する「指数」にも注目を。 MSCIとFTSEという2大指数の違いと、2026年最新のコスト比較データを元に、あなたにピッタリの1本を見つける手助けをします。

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

新NISAが始まり、「とりあえずオルカン(全世界株式)を買っておけばOK」という声をよく聞きますよね。

でも、証券会社の画面を開くと「eMAXIS Slim 全世界株式」「楽天・オールカントリー」「はじめてのNISA・全世界株式」...と、似たような名前の商品がズラリと並んでいて混乱しませんか?

実はこれら「オルカン」と呼ばれる商品には、大きく分けてMSCIFTSEという2つの異なる「ものさし(指数)」が使われています。(日本株で言うところのTOPIXと日経平均のような関係ですね)

今回は、この指数の違いをサクッと理解した上で、新NISAで「結局、どのオルカンを買えばいいの?」という疑問に、2026年最新のコストデータを使ってズバリお答えします!

この記事で分かること

  • オルカンの裏側にある2つの指数(MSCIとFTSE)の根本的な違い
  • eMAXIS Slim、楽天、野村など、主要ファンドの最新スペック比較
  • 新NISAで選ぶべき「コスト最安の最強オルカン」はどれか

MSCIとFTSE:全世界株式の2つの「ものさし」

私たちが「オルカン」と呼んでいる投資信託は、全世界の株式市場の動きを表す指数(インデックス)に連動するように作られています。その指数を作っている代表的な会社が、MSCIとFTSEの2社です。

  • MSCI: 王道の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などが採用。
  • FTSE: 「楽天・全世界株式(楽天VT)」や「SBI・雪だるま」などが採用。

つまり、どの指数を使っているかによって、同じ「全世界株式」でも中身が微妙に違うのです。

MSCIとFTSEの違い比較表【2026年最新】

MSCI ACWIとFTSE Global All Cap Indexの構成銘柄数とカバー範囲の比較 MSCIとFTSEにおける韓国とポーランドの国分類の違い

具体的に何が違うのでしょうか。2026年現在のデータで比較してみましょう。

観点 MSCI (ACWI) FTSE (Global All-Cap) 補足
代表的なファンド eMAXIS Slim(オルカン)
楽天・オールカントリー
SBI・雪だるま
楽天・全世界株式(楽天VT)
投資対象 全世界の大型・中型株 全世界の大型・中型・小型株 FTSEの方がより網羅的
構成銘柄数 約2,500銘柄 約10,100銘柄 小型株の有無が銘柄数の大きな差に
国の分類 韓国・ポーランドを新興国扱い 韓国・ポーランドを先進国扱い 投資家保護の観点などで判断が異なる

違い①:投資対象(小型株を含むかどうか)

最も大きな違いは、FTSEが小型株まで投資対象に含んでいる点です。

  • MSCI ACWI: 世界の大型・中型株で構成(市場の約85%をカバー)
  • FTSE Global All-Cap: 全世界の大型・中型に加え、小型株も含む(市場の約98%をカバー)

ざっくり言うと、FTSEの方がより多くの銘柄(1万超!)をカバーしており、「世界をまるごと買う」というコンセプトに近いと言えます。対してMSCIは大型・中型株に絞って効率よく投資するスタイルです。

小型株を含むと、なぜコストが高くなる?

「世界中の株を全部買う(FTSE)」というのは理想的ですが、実は維持費がかさむ要因になります。新興国のマイナーな小型株は売り買いの手数料が割高になりがち。この「見えない手間賃」が、FTSE連動ファンドのコストを少しだけ押し上げる要因になっています。

例えるなら、スーパーで「人気商品(大型株)」だけを仕入れるのは簡単ですが、「マニアックな商品(小型株)」まで何千種類も揃えようとすると、仕入れの手間や倉庫代が余計にかかりますよね?

投資の世界も同じです。特に新興国のマイナーな株は売り買いする人が少なくて手数料が割高になりがち。この「見えない手間賃」の積み重ねが、FTSE連動ファンドのコストを少しだけ押し上げているんです。

違い②:国の分類(韓国・ポーランドの扱い)

両社では、一部の国を「先進国」と見るか、「新興国」と見るかの判断が異なります。代表的なのが韓国ポーランドです。

  • MSCI: 韓国、ポーランドを新興国に分類
  • FTSE: 韓国、ポーランドを先進国に分類

MSCIは「投資のしやすさ(規制の少なさ)」を重視するため、韓国を新興国に留めています。一方、FTSEは「市場の規模」を評価し、先進国へ格上げしています。とはいえ、全体の数%の話なので、パフォーマンスへの影響は限定的です。

【よくある質問】REIT(不動産)は含まれるの?

「不動産にも投資したいけど、別にREITファンドを買うべき?」という質問をよくいただきます。

結論から言うと、MSCIもFTSEも、指数の中に「REIT」が含まれています! どちらの指数も「不動産セクター」を構成要素の一つとして持っており、上場している主要なREITは自動的に組み込まれます。

「世界全体の市場比率で不動産も持っておきたい」という程度であれば、別途REITファンドを買い足す必要はありません。オルカン一本で、株も不動産もまるごとカバーできているので安心してくださいね。

共通の動向:ロシアの指数除外

2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受け、MSCIとFTSEは揃ってロシアを指数から完全に除外するという異例のスピード決定を下しました。

当時は経済制裁によってロシア市場が事実上閉鎖され、外国人投資家が株を売ることも買うこともできない「投資不可能(Uninvestable)」な状態に陥ったためです。

投資家にとっては驚きのニュースでしたが、もともとロシア株が世界全体に占める割合は0.1%〜0.3%程度とごく僅かでした。そのため、指数から除外されたことによるポートフォリオ全体へのダメージは限定的でしたが、「カントリーリスク」の恐ろしさを改めて知らしめる象徴的な出来事となりました。

2026年現在もロシアは除外されたままであり、全世界株式インデックスファンドを通じてロシアに投資されることはありません。

【結論】新NISAで選ぶべき「コスト最安」のオルカンは?

指数の違いは分かりましたが、結局どれを買えばいいのでしょうか。 過去のパフォーマンスに大きな差はないため、新NISAでは「コスト(信託報酬含む実質コスト)」で選ぶのが正解です。

2026年現在、各社が激しいコスト競争を繰り広げています。主要なファンドを実質コスト(隠れコスト含む)の安い順に並べてみました。

全世界株式(オルカン)ファンド最新コスト比較

愛称 連動指数 信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込目安)
特徴
はじめてのNISA
全世界株式
MSCI 0.05775% 0.081% 【2026年最安】野村の意欲作
eMAXIS Slim
全世界株式
MSCI 0.05775% 0.11% 【圧倒的人気】王者の安心感
楽天
オールカントリー
MSCI 0.0561% 0.118% 楽天ポイント還元に強み
SBI・雪だるま FTSE 0.0682% 0.114% 小型株を含む中では最安クラス
SBI・V・全世界 FTSE 0.1238% 0.140% 米国ETF(VTI)などを活用

※実質コストは直近の運用報告書等に基づく数値です。

新NISAユーザーへの最終回答:おすすめ3選

1. 王道の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」

「オルカンと言えばこれ」という圧倒的な実績と信頼があります。純資産総額が大きいため、繰上償還のリスクがほぼなく、業界最低水準のコストを維持し続けています。

「個人投資家が選ぶ! ファンドオブザイヤー 2025」でも堂々の1位を獲得しています。

2. コスト重視の「はじめてのNISA・全世界株式」

野村アセットマネジメントが運用する、現在のコストリーダーです。実質コスト0.081%は驚異的。SBI証券やつみたて投資枠で購入可能です。少しでも運用利回りを高めたい方に最適です。SBI証券などの主要なネット証券でも購入可能になっています。少しでもコストを削りたいSBI証券ユーザーにとっては、最強の選択肢と言えるでしょう。

3. 楽天経済圏なら「楽天・オールカントリー」

楽天証券での保有によるポイント還元を考慮すると、実質的なコストはさらに下がります。楽天ユーザーはこちらの「楽天オルカン」も選択肢に入ります。

まとめ

今回はMSCIとFTSEの違いと、主要な全世界株式ファンド(オルカン)の比較を行いました。

新NISAでのオルカン選び 結論

  • 指数の違い: MSCI(大型・中型)かFTSE(小型株含む)かは好みでOK。
  • コスト: MSCI連動(Slim、野村、楽天)が圧倒的に低コストでお得!
  • 選び方: 迷ったら王道のeMAXIS Slim、コスト最安ならはじめてのNISA、楽天ユーザーなら楽天オルカン

インデックス投資は、低コストな商品を「長く持ち続ける」ことが成功への近道です。納得のいく1本を選んで、コツコツと資産形成を進めていきましょう!

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