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持株会は入るべき?入らないべきか?【魅力的か考えるべし】
この記事で伝えたいこと
持株会は「勤務先の株を買うか」という投資判断が本質です。メリット・デメリットを理解し、自分の投資戦略に合った付き合い方を解説します。
こんにちは、金育SEのまさです。
株式会社で働く学生や働いてる社会人にはぜひ考えてほしいことがあります。
株式会社に勤めると、たいていは持株会という制度があります。自社株を積立買付できる制度です。
加入すべきかどうかをロジカルに説明できる方、いらっしゃいますか?
実は「持株会に入るべきか?」という論点は間違ってます。
あくまで投資なので「勤務先の企業は株を買いたいくらい魅力的か?」で考えないと失敗します。
軽く考えがちな持株会との付き合い方について一緒に勉強してみましょう。
この記事で分かること
- 持株会制度のメリット・デメリットがわかる
- 購入した株をいつ売るべきかがわかる
会社側のメリット
会社にとって一番のメリットは「物言わぬ株主」を増やせることです。「敵対的買収に応じない株主」を確保できれば、本業に集中することができます。
また社員の忠誠心も高められます。株価が下がると社員も困るので、業務を頑張ってくれる確率が上がります。
従業員のメリット
株を割引で買えることが1番大きなメリットです。
友人に聞くと会社によってこんなパターンがありました。
- 購入時に5%, 10%を増額してもらえる
- 将来、株を買う権利を安く買う
- 過去半年間の最安値で一定額を買付できる
1は分かりやすくて、1万円買うと1,000円分追加で株がもらえます。
2,3も基本は同じです。通常よりも安く買えるのでお得ですね。
他にもこんなメリットもあります。
- 給与天引きで自動で買い付けられる
- 1,000円くらいから少額投資が可能
従業員のデメリット
しっかりと検討してほしい大きなデメリットが2つあります。
自分の資産が勤務先に依存しすぎる
給与も金融資産も同じ会社に依存するのは避けたいです。
あなたの勤務先が不調なときはボーナスなどが減給されます。持株会だと、さらに金融資産まで一緒に目減りします。
特に、リーマンショックのようなリストラも視野に入る規模の不況だと、仕事もお金もなくなってしまうので非常に厳しい状況に置かれてしまいます。
冷静な売却判断が難しくなる
そもそも株式投資であることを考えていない人も多いです。
本来、個別株投資をするにはたくさんの情報を分析する必要があります。
でも「勤務先のことは自分が一番知ってる、自社株は下がらない」と変な自信を持ってしまうことがあります。
実際、私の勤務先でも「2020年に株価が下がるだろう」と言いつつも、「株を売る気はない」と発言してる人が非常に多いです。矛盾してますよね。
で、どうするべきなの?
正解はないので、自分で判断するしかないです。
特に「持株会に入るべきか?」という論点は間違っていて、「XXXXという株を買うべきか?」という論点で議論すべきです。
でもそれだと、この記事を読んでいただいた意味がなくなるので、代表的な投資スタイルを挙げておきます。
その1:持ち続ける
意図的にこうする人は少ないです。
「長期的な成長が見込める」とか「高配当株として有名」なら持ち続けるのはとても良い選択肢です。
ただでさえ魅力的な株なのに「割引価格で買える」とか羨ましいですね\(^o^)/
その2:定期的に売る
私はこのパターンです。
毎月買えるだけ購入して、1単元貯まるたびに売り払います。
「割引価格で買える」というメリットを享受しつつ、株を保有する期間を短くすることで、暴落リスクを最低限に抑えています。
個人的には持株会のデメリットを抑えつつ最大のメリットを受ける最強パターンだと思っています。
その3:現金が必要なときに売る
このパターンの人が大半でしょう。
天引き貯金の一種として持株会を利用してるんですね。
ただ、、、1番危ういパターンとも言えます。
自社の企業分析をした上で、この選択を取ってる人は非常に少ないので、リーマンショックのような不況に陥ったときにどうなるのか。。せめて現金も多く確保していることを祈るばかりです。
まとめ
- 「持株会への加入するか?」ではなく、「その企業の株を買うかどうか?」で考えないとダメ
- 加入するなら売り方戦略を考えておくべき
知ってる会社の株とはいえ、その会社の全てを把握できるわけではありません。
良い機会なので、「自分が投資すべきか?」「勤務していなくても魅力的か?」などをじっくり考え直しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。
投資に関するご注意
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投資の最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
