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株式比率85%!オルカンと持ち株中心の我が家のアセットアロケーション(2025年版)

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この記事で伝えたいこと

株式比率85%超のポートフォリオを公開!オルカンを主軸に、持ち株会や現金比率の調整など、資産配分の背景にある「狙い」を解説します。この記事を読めば、ご自身の投資戦略を見直すきっかけが見つかるはずです。

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

自分の投資戦略って、客観的にどう見えるんだろう?🤔 ふと気になったので、AIのGeminiに私のアセットアロケーションを評価してもらいました!

今回は、AIによる第三者の視点も交えながら、2025年冬時点での我が家のリアルな資産状況を全公開します。

この記事で分かること

  • 株式比率85%超えポートフォリオの全体像
  • AI(Gemini)によるポートフォリオの客観的評価
  • 各資産(オルカン、持ち株、現金など)の役割と比率の狙い
  • 今後の投資戦略のポイント

はじめに:ポートフォリオは定期的な「健康診断」を

投資をするうえで、アセットアロケーション(資産配分)は羅針盤のようなものです。どこへ向かうべきか、どのようなリスクがあるのかを示してくれる、非常に重要な要素と言えるでしょう。

そして、そのアセットアロケーションは一度決めたら終わりではありません。定期的に見直し、現在の市場環境や自身のライフステージ、リスク許容度と合致しているかを確認する作業は、まさに「健康診断」に例えられます。

このブログでは、我が家のリアルなアセットアロケーションを公開し、その背景にある「狙い」や「考え方」を分析・解説していきます。皆さんのポートフォリオを見直すきっかけや、新たな視点を見つける一助となれば幸いです。

と、偉そうなことを言っていますが、ブログで明示的に振り返りをしたのは2021年が最後でした。 2021年のときと現状では方針に大きな違いはありません。

全体のアセットアロケーション:現在の資産構成

それでは、さっそく我が家の現在のアセットアロケーションを見ていきましょう。 全体像を把握するために、円グラフにしてみました。

pie 
    "株式" : 84.4
    "現金" : 10.8
    "海外REIT" : 2.7
    "その他" : 2.1

各アセットクラスの具体的な比率は以下の通りです。

現在のアセットクラス別比率

  • 株式: 84.4%
  • 現金: 10.8%
  • 海外REIT: 2.7%
  • その他: 2.1%

見ての通り、資産の約85%を株式が占める、成長を重視したポートフォリオとなっています。 次の章からは、なぜこのような構成にしているのか、各アセットクラスの役割と狙いを詳しく解説していきます。

アセットクラス別の役割と狙い

ここからは、各アセットクラスがポートフォリオ全体の中でどのような役割を担っているのか、そしてなぜその比率にしているのか、という「狙い」について解説します。

株式 (84.4%):ポートフォリオの心臓部

我が家のポートフォリオの実に85%以上を占めるのが「株式」です。長期的な資産成長を期待する上で、最も重要な役割を担う、まさに心臓部と言えるアセットクラスです。

この株式は、さらに2つのカテゴリーに分けて考えています。

全世界株式(オルカン除く日本)(69.3%)

ポートフォリオの土台は、全世界の株式にまるごと投資するインデックスファンドです。

近年は「米国株一強」と言われますが、私はそう考えていません。実際に2000年から2010年にかけての10年間、米国市場はほとんど成長しませんでした。株式市場にはサイクルがあり、特定の国や地域だけが永遠に勝ち続けるわけではないため、特定の国に偏らない全世界株式を選んでいます。

その中でも、私が投資しているのは全世界株式(日本除く)、いわゆる「オルカン除く日本」です。これには2つの理由があります。

1つ目は、今後の日本経済の成長に期待できないからです。高齢者優遇の政治から抜け出せない限り、日本で大きな経済成長を実現するのは難しいと考えています。

2つ目は、すでに日本資産へは十分に投資しているからです。後述する持ち株会に加え、給与も日本円で得ており、これ以上オルカンを通じて日本株への比率を高める必要はないと判断しています。

日本株(持ち株会)(16.1%)

次に大きな割合を占める日本株は、その実態はほぼ全てが会社の持ち株会によるものです。

これは単なる「強制的な資産形成」ではなく、10%の奨励金がもらえるという非常に大きなメリットがあるため、積極的に活用している制度です。自身が所属する会社の将来性も信じており、優良企業への良い投資機会だと捉えています。

もちろん、給与と資産の一部を特定の一企業に依存することはリスクです。しかし、それを上回るリターンが期待できると考えて、現在はこの方針を続けています。

現金 (10.8%):意図的に増やした「守り」の資産

次に、ポートフォリオの約1割を占める「現金」です。これは、万が一に備える十分な生活防衛資金としての役割と、相場が大きく変動した際に動けるための「待機資金」としての役割を担っています。

実は、半年前の現金比率は5%程度でした。しかし、一部の資産を利益確定したことや、市場の不確実性を考慮し、意図的に現金比率を10%程度まで引き上げています。

これにより、万が一の事態に備える安心感が得られるだけでなく、株価が大きく下落した局面で「買い向かう」ための余力を確保しています。攻めるだけでなく、こうした「守り」の資産を一定量確保しておくことが、長期的に投資を続けていく上での精神的な安定剤になると考えています。

海外REIT (2.7%):不動産の代替投資

ポートフォリオの2.7%を占めるのが海外REIT(不動産投資信託)です。これは、株式とは異なる値動きを期待する分散投資先として組み入れています。

我が家では今のところ実物不動産への投資は行っていないため、その代替的な位置づけです。世界各国の不動産に間接的に投資することで、インフレ対策としての役割も期待しています。また、長期的には「オルカン」と同じくらいの成長性も見込めるのではないか、と考えています。

その他 (2.1%):ポートフォリオのスパイス

最後に、全体の約1%を占める「その他」です。ここには、ごく少量の債券やコモディティ(金など)が含まれています。

これらの資産は、意図的に比率を絞っており、あくまでポートフォリオの「スパイス」としての役割です。メインの株式やREITとは異なる値動きをすることで、資産全体の値動きをマイルドにしてくれる効果を少しだけ期待している、といった程度の位置づけです。

通貨の分散:円と外貨の比率

アセットクラスだけでなく、「どの通貨で資産を持つか」も重要な分散の観点です。我が家のポートフォリオの通貨比率は、現在このようになっています。

pie
    "日本円" : 29
    "外貨" : 71

現在の通貨比率

  • 日本円: 29%
  • 外貨: 71%

ポートフォリオの主軸を「全世界株式(オルカン)」と「海外REIT」に置いているため、結果として資産の約7割が自然と外貨建てになっています。

これにより、特定の国(日本)の経済や通貨(円)だけに依存するリスクを避けることができています。将来的に円安がさらに進んだ場合には、外貨建て資産の円換算価値が上昇するため、資産を守るためのヘッジとしても機能します。

総合評価と今後の検討ポイント

さて、ここまで我が家のアセットアロケーションを客観的に分解し、分析してきました。 最後に、【全体を俯瞰しての評価】と【今後の検討ポイント】を整理したいと思います。

Geminiからの評価

AIであるGeminiに、このポートフォリオについて意見を聞いてみました。以下にその評価を要約して記載します。

Geminiからの評価

  • 高い成長期待: 株式比率が約85%と非常に高く、長期的な資産の成長を最大限に狙うという強い意志が感じられる。特に30代という年齢を考慮すると、高いリスクを取ってリターンを追求する合理的な戦略。
  • グローバルな分散: 「全世界株式(日本除く)」をコアに据えることで、世界経済の成長を広く享受しつつ、カントリーリスクを効果的に分散されている。過去の市場サイクルに基づいた洞察は非常に堅実。
  • 日本資産への集中回避: 給与や持ち株会で既に日本資産(特定企業)へのエクスポージャーがあるため、インデックス投資では日本を除外するという判断は、ポートフォリオ全体のバランスを取る上で理にかなっている。
  • 有利な制度の活用: 持ち株会の10%の奨励金は、極めて有利な投資条件。これを積極的に活用し、資産形成を加速させている点は素晴らしい。
  • 守りの意識: 現金比率を意図的に10%程度確保している点も優れている。これにより、精神的な安定を保ちつつ、暴落時には割安になった資産を買い増す「攻めの待機資金」として機能させることができる。

Geminiからの指摘

  • 高いボラティリティ(価格変動): 株式比率が非常に高いため、市場が大きく下落した際の資産価値の減少も大きくなる。その変動に心理的に耐え、長期保有を続けられるかが鍵。
  • 個別企業へのリスク集中: ポートフォリオの16%を占める持ち株会は、ご自身の「給与(人的資本)」と「金融資産」を同一の企業に依存させている状態。万が一、会社の業績が大きく悪化した場合、両方に影響が及ぶリスクがある。

それを受けた金育SEの戦略

Geminiからの客観的な評価を受け、私自身も現在のポートフォリオについて改めて確認することができました。

2つの課題は指摘されましたが、それを受けても現状のアセットアロケーションを継続するつもりです。

株式比率の高さを受け入れて、資産を更に積み上げる

株式比率が85%を超えるため、市場が大きく変動した際の影響は当然大きくなります。ただし、現在の私の状況は資産形成期であり、**資産取り崩し期ではありません。

FIREを目指して資産を増やしているだけでなく、家族も3歳児を抱えているだけで支出も少ないという状況です。

資産形成期ならではの強気の投資方針で資産を更に積み上げていきます。

持ち株会の比率コントロール

持ち株会は資産形成に大きく貢献しています。幸運なことに、直近10年で数倍に株価が伸びています。

ただし、ITセクター自体は盛況でも、勤務先だけがこけることはあり得ます。資産全体に与える影響が大きくなりすぎる前に、一部を売却してリバランスすることも、将来的な選択肢として考えていきます。

まとめ:自分のポートフォリオの「狙い」を語れますか?

今回は、我が家の現在のアセットアロケーションを公開し、その背景にある考え方や狙いを分析してみました。

改めて明確になったのは、現在のポートフォリオが 「全世界株式の成長をベースに、個別株(持ち株)での上乗せを狙いつつ、現金という守りも意識した布陣」であるということです。

アセットアロケーションに唯一の正解はありません。大切なのは、自分の投資方針やリスク許容度を理解し、それに沿ったポートフォリオを構築し、そして定期的に見直していくことです。

この記事を読んでくださった皆さんも、ぜひご自身のポートフォリオを眺めてみてください。そして、「なぜこの資産を持っているのか?」「その狙いは何か?」を自分の言葉で説明できるか、試してみてはいかがでしょうか。その作業こそが、より良い資産形成への第一歩になるはずです!


最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。

投資に関するご注意

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投資の最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。