コンテンツにスキップ

アセットアロケーションの決め方【20代SEの投資戦略】

アイキャッチ

この記事で伝えたいこと

投資の成果の8割を決めると言われる『アセットアロケーション』。自分のリスク許容度に合わせた資産配分の決め方を、具体的なツールや筆者の実例を交えて解説します。

友人

証券口座は申込んだよ。 具体的にどの投資信託を買えばいいの?

まさ

買う前に、 投資戦略を立てましょう!

投資にはリスクがあります。何の戦略も立てずに高リスク商品を買うと、相場変動にうろたえます。

「どの国に投資するの?」「株と債券の比率は?」「現金も確保してる?」色々な観点で戦略を立てる必要があります。

この投資する資産配分を決める戦略を「アセットアロケーション」と呼び、非常に重要な考え方です。

アセットアロケーションをしっかりと決めてから、投資信託を購入していきましょう。

この記事で分かること

  • アセットアロケーションが資産配分だと分かる
  • あなたの資産配分の決め方が分かる
  • 例として、まさの資産配分が分かる

アセットアロケーションとは?

一言でいうと資産配分です。

日本株や日本債券などの資産クラス(アセット)を、どんな配分(アロケーション)にするかを決めます。

まさ

複数の投資先を組み合わせるのは 誰もが自然とやってることです

「アセットアロケーションは運用結果の8割を決める!」とも言われてるくらい重要です。

異なる特性を持つ資産クラスを組み合わせて、リスクやリターンをコントロールする考え方です。あなたの考え方や感じ方に合わせたリスクに調整して、うまく運用してみましょう。

アセットアロケーションを組む目的

アセットアロケーションの一番の目的はリスク(値上がりと値下がりの変動幅)の調整にあります。異なる値動きの資産クラスを組み合わせると、全体の値動きを抑制することができます。

例えば、金は株式の暴落時に値上がりする傾向にあります。2つを組み合わせておけば、全体の金額変動は少なくなりそうです。

リスク許容度を考える

リスク許容度とはどれくらいの損失までメンタルがたえられるかの指標です。

コントロールすべきリスクを考えるために、自分のリスク許容度を調べましょう。以下の質問について考えてほしいです。

リスク許容度を知るための5つの質問

  1. 今まで投資で損をしたことがあるか?
  2. 100万円の貯金を全額投資して、半分減ってもメンタルにこないか?
  3. 何%減っても大丈夫か?
  4. 損失額が-30万と表示されてもメンタルにこないか?
  5. 何円減っても大丈夫か?

特に「何%減っても大丈夫か?」という質問は大事です。

大きな暴落イベントが起きたときにはリスク資産は50%目減りします。

金融資産を300万持ってるとき…

  • 全て株式投資なら、-150万と表示される日が来る
  • 半分現金なら、-75万と表示される日が来る

いつか反発してもとの水準まで戻りますが、相場変動に慣れていない初心者には表示だけでもきついです。。はじめは少し保守的でも仕方ないでしょう。

なお、個人的には20代ならリスクを高めに取るべきだと思っています。資産が半分になっても大丈夫なくらいです。

具体的な配分を決める

で実際にはどう決めれば良いんでしょうか?各資産クラスのリスクとリターンの関係を参考に決めてみます。

資産クラス リターン リスク
現金 0.1% 0.0%
日本株 1.6% 17.3%
先進国株 5.9% 18.6%
全世界株 5.4% 18.3%
S&P500 6.5% 18.0%
日本債券 1.9% 1.9%
先進国債券 5.4% 9.4%

実際の利益=リターン±2×リスクと覚えましょう。

例えば、日本債券はリターンが2%でリスクが2%です。-2%〜6%の利益が得られます。

このデータは1年後のリターンとリスクの平均値になります。20年後にはリスクが低減されるのでもっと安定した結果になります。

あなたのアセットアロケーションの決め方

どこまでリスクをとれるか?で決めてください。

「株に投資するとスーパー大暴落じゃなくても、20%弱下がることはよくある(3回に2回)」というのがこの図からわかることです。それが耐えられないなら、低リスクの資産を多く入れる必要があります。逆に耐えられるなら、高リスクを組み合わせられます。

ツールを使うと計算が簡単なので以下のサイトで計算しましょう。(スマホは見にくいので、PC推奨です)

『myINDEX 資産配分ツール』

金育SEのアセットアロケーション

具体例がないと難しいので私の例をご紹介します。基本の考え方はこうです。

まさの投資戦略

  • ○全世界の株式市場に投資したい
  • ○全世界の株式時価総額は「先進国:新興国:日本=8:1:1」
  • ○暴落時には40%くらい現金が残れば良い
  • ×日本債券を持つくらいなら現金で良い
  • ×外国債券はリターンの割にリスクが大きいからやらない
  • ×REIT(不動産投資)は仕組みが理解できなからやらない

アセットアロケーションだけ抜き出すとこうです。

まさのアセットアロケーション

  • 現金は40%
  • 株式は60%
    • 先進国:新興国:日本=8:1:1

100万円を1年間運用したとしたら、105万±14.6万のリターンが60%くらいの確率で得られます。


今日はアセットアロケーションという考え方について紹介しました。

私は20代には時間がたくさんあるため、リスクを多くとるべきだと考えています。

ただ、「メンタルにきそう」「短期的に大金が必要」なら低リスク資産の割合を確保すべきです。

良い機会です。週末に時間を確保して少し考えてみましょう。


最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。

投資に関するご注意

当サイトの情報は、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
投資の最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。