当ページのリンクには広告が含まれています
男性SEが1年も育休を取った3つの理由
この記事で伝えたいこと
男性SEである私が1年間の育休取得を決めた3つの理由(子供の成長、育児スキル、お金)を解説。年収が少ししか減らない素晴らしい制度を、悩んでいる男性にこそ知ってほしい。
こんにちは、育休満喫中な金育SEのまさ(@kinikuse)です。
近年、男性の育児休業に注目が集まっています。もともと日本では育児・介護休業法に基づき、男女に関わらず育休を取得できる制度が整っています。
とはいえ、現実的な男の育休はまだまだ進んでいない印象。
私の勤務先は27%が育休取得していますが、1週間〜3ヶ月くらいがほとんど。3人に1人が取得してるとはいえ、男性で半年以上の長期取得は見たことがないです。
そんな中で、私自身は1年間の育児休業を取得しています!
結構思い切った決断をした自覚があるので、1年間の育休取得を決断した3つの理由を残しておきます。
男性育休は誰でも取れる!
大前提として、日本では育休を男女関係なく取得できます。
よく聞かれますが「大企業だから取れる」「会社に制度があるから取れる」などは間違いです。育児・介護休業法に基づく労働者の権利として定義されています。
Q. 男性も育児休業を取得できるのですか?
A. 取得できます。育児・介護休業法に基づく各制度は男女労働者が対象となっています。
厚生労働省 「育児休業等についてよくある質問」より
私の勤務先も、この法律に基づいて「育児休業規定」が存在します。男性も女性も育休が取得できて、休業中にどのような扱いになるかが規定されています。
たまに育休制度がない会社もあるようですが、それでも取得は可能です。
Q. 会社に育児休業に関する制度はないのですが、取得することは可能ですか?
A. 育児休業は法律に基づき労働者が請求できる権利です。会社に規定がない場合でも、申出により育児休業を取得することができます。
まぁ「ルール上OK」でも「実際に休む」人は少ないのが現実ですよね。
私も育休を取るまでには少しだけ葛藤がありました。でも3つの理由から休業することにしました。
男性育休の理由①子供の成長を見届けたい
1つ目の理由は、子供の成長を見たかったからです。
赤ちゃんって凄まじいスピードで成長します。少し前までハイハイしてたかと思えば、少ししたら立ち上がり、すぐに歩き始めます。
あいにく、私の本業は激務と言われるSE。最もキツイと言われる新生児の期間をどうするかが大きな課題でした。
周りの先輩に聞くと「里帰り出産」でこの期間を乗り切る人が多かったです。ただ、妻が実家に帰ると、子供の成長を隣で見るの難しい...
その点、育休で仕事を休めば、本業に振り回されずに2人で育児に専念できます。里帰りするとしても、2人で行けばいいですし、そもそも里帰りしないという選択肢も産まれます。
ただ、数ヶ月休むだけだと赤ちゃんも寝てるだけです。どうせ休むなら、立ったり歩いたりするのも見たいし、最長の1年間育休は必須と考えていました。
男性育休の理由②育児スキルをさっさと上げたい
2つ目の理由は、育児スキルをさっさと上げたいということです。
スポーツでも料理でも仕事でも、初心者のうちは何時間費やしたかがスキルに影響しますよね。
子育ても同じで、仕事しながらおむつ・ミルク・その他の育児をするよりも、専業でひたすらやり続けたほうが覚えが良いと考えました。
妻も私も遊びに行きやすくなる
副次的な効果として、夫婦間で気軽に外出しやすくなるもありそうです。
SNS等でよく見かけるのが「友人と遊びに行っても、夫が子供の面倒見れるか不安」という声。
夫婦でがっつりと育児スキルを上げておけば、お互いがいつでもワンオペ育児ができる状態になります。妻に気兼ねなく遊びに行ってもらえる家庭環境を目指しています。
男性育休の理由③お金の心配がなさそう
3つ目の理由は、もちろんお金の心配がない点です。(金融教育ブログなので気にしてましたw)
育休中は、雇用保険から育児休業給付金が支給されます。また、次のように節税等の効果も見込めます。
- 育児休業給付金:月給の2/3〜1/2程度(上限あり)
- 育休中の健康保険料・厚生年金の支払い免除
- 額面年収低下による、所得税・住民税の低減
- 住民税減税による、保育料の低減
この他に、残っている有給休暇の消化も合わせて考えると、手取り年収はそこまで減りません。
私の場合は、1年休んでも手取り年収の70%相当を受け取れる計算になりました。
★「30%しか年収減らないなら1年休むしかないでしょ!」ってのがグダグダ悩んでた私への決め手でした。
確かに、お金の心配から育休を取らない方もいます。ですが、上記の効果も全て考慮すれば、手取りはそこまで減らないケースも多いです。
以上が、男性SEのまさが1年間の育児休業に至った理由です。
男性SEが育休を決断した3つの理由
- 子供の成長を見届けたい
- 育児スキルをさっさと上げたい
- お金の心配がなく、手取り30%しか減らない!!
年収が少ししか減らないのに、子供とずっといられるなんて素晴らしい制度ですよね。日本の育児休業制度バンザイです。
まぁ、ぐだぐだ書いてみましたが、特別な理由なんてなくても、育休を取る結論になった気がします。赤ちゃんの笑顔見るだけで幸せな気持ちになりますもんね。
育休を取るか悩んでる男性がいれば、そっと背中を押していただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。
