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夫婦で育休取っても暇じゃないよ!【生後4ヶ月】

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この記事で伝えたいこと

「夫婦で育休って暇じゃないの?」という疑問に実体験から回答。子育てに必要な時間と育休のメリットを解説します。

こんにちは、夫婦で1年育休を取ってるまさです。

久しぶりに友人に会うと、たまに聞かれるこの質問。実は私も出産前からとてもモヤモヤしてました。多くの家庭がワンオペ育児で乗り切っているのに、「本当に2人で1年間も休みを取る必要があるのかな…」と。

ただ、今の気持ちは「夫婦で育休とって良かった。働いてるほど暇じゃないよ!」に変わりました。私自身の復帰面談でも聞かれそうな懸念があるので、このモヤモヤを言語化しておきます。

「夫婦で育休って暇じゃないの?」

育休中に知人に会うとたまに聞かれます。

友人の声

「奥さんも休んでるんでしょ?2人で育児すると暇じゃないの?

子育てはワンオペで乗り切るのが普通だし、1人は仕事復帰できる余裕あるでしょ?」

言いたいことはすっごくよく分かります。厚労省の令和3年度雇用均等基本調査によると男性育休取得率は約14%。8人に7人のパパは仕事を継続しており、妻のワンオペ育児で乗り切っている現実があります

何ならこの数字は5日育休など超短期間の人も含まれるので、1ヶ月以上夫婦で子育てしている割合は5%未満でした。

参考資料

でもね、本当に母親だけで子育てができるなら、「パパ育休を充実しよう!」なんて世論にはなりませんよね。

パパ育休が必要という議論があるのは「子育てにかかる時間」が想像よりも多いからに他なりません

育休中の暇時間は労働時間よりも多いのか?

具体的に「職場復帰できるくらい暇な状況」を言い換えると、下の定義になります。

「職場復帰できるくらい暇な状況」の定義

A: 通勤・業務全て合わせた労働に必要な時間

B: 細切れにある育休中の暇時間の合計

よりも多い状況

確かに、夫婦で育休を取ってるとそれなりの自由時間があります。ただ、会社に行って、働いて、家に帰ってきくるのと同等の時間かというと、全く足りない実感があります

でも子育てって、未経験だとイメージできないことが多いですよね。(職場によっては…育休経験ないからと適当なこと言う上司もいるし…)

ということで、私の実体験ベースで検証してみます

労働に必要な時間は10~15時間

まず、何時間捻出すればいいのか、「労働に必要な時間」を算出します。私はテレワークが多い職場ですが、復帰後は出社が多いプロジェクトになりそうなので通勤時間込で計算します。

参考資料

私の労働時間

  • 通勤時間:2時間
  • 業務時間:10〜13時間

→ 仕事に必要な時間は12〜15時間

ということで、最低でも暇な時間が12時間以上あれば職場復帰できそうです。残業が激しいと…難しそうですけどね。

生後4ヶ月の育児実態

育休中の暇な時間を考えてみます。

新生児期は仕事復帰なんて無理

生後すぐは議論の余地なく育休を取らない選択はありません。

参考資料

生後1カ月間の自由時間

自由な時間は毎日2時間のみ(ただし細切れ)

我が家では2ヶ月頃までは睡眠時間を確保のために毎日シフト体制を取っていました。ワンオペタイムはまとまった時間が無かったですが、昼間は2時間くらいは自由に遊べる時間がありました。

思い返すと、2時間くらいは自由に遊べる時間がありましたが、まとまった時間ではなく

仮にパパ育休を取らずにワンオペにしてしまうと、睡眠不足を起因とする様々な不和が生まれるてしょう…

このあたりは別記事で嫌というほど書いているので、気になる方はどうぞ。

生後3ヶ月以降

個人差は大きいですが、生後3ヶ月程度になると、睡眠時間も安定してきます。我が家も「少し余裕が出てきたぞ」と、親が飲み会やランチ会に繰り出せるようになりました。

そんな我が家のとある日の1日の流れを書き出してみました。

参考資料

生後3カ月頃の自由時間

  • 家事:1.5時間
  • 睡眠:8時間
  • その他:8.5時間

→自由な時間は毎日6時間(ただし細切れ)

かなり余裕がでてきましたね。

とはいえ、赤ちゃんの都合に合わせて行動するので自由な時間も細切れです。育休中もたまに打合せが入ってますが、妻がいない日に予定するのはやはり難しいですね。

これがワンオペだと日中に会話する相手もいないのでかなりストレス溜まるんだろうな…。

我が家は、夫婦で育休とるのは正しい選択肢

ということで、生後4ヶ月現在の我が家の生活はこんな感じです。

「職場復帰できるくらい暇な状況」かどうか判定

  • 育休中の暇時間: 5時間
  • 労働に必要な時間: 10~15時間

→ かなり厳しそう な感じ

もちろん、残業しない努力や睡眠時間の削減とかでワンオペ育児は可能です。ただ、そんな環境で働いても生産性ガタ落ちでチームに迷惑かけるか、妻に全負担を強いて不和を生むオチになるかもしれません

私も過去のプロジェクトで、育休を取らない先輩から悪い影響を被ったことがあります。

その方はプロジェクトリーダーで責任感もあったため、出産当日も変わらず働いていました。ただ、疲労が溜まっていったのか、日が経つにつれて成果物の品質がどんどん下がり、最終的にはリーダー交代が必要な状況にまで追い込まれてました

育休で得られる3つのもの

ということで、我が家の場合は「育休中の暇な時間<平均労働時間」でした。「働いてるほど暇じゃない」ってことですね(笑)

育休を取ることである程度の自由時間も生まれます。

自由時間があることに起因する3つのメリットに触れておきます。

心の余裕→家庭円満

1番は大きな効果は心の余裕が生まれることでしょう。

現在の生活では、毎日4,5時間は自由な時間があります。働いていたときは2時間あるかないかだったので、仕事してるより圧倒的に楽ちんな生活です。

心の余裕があると、子供が何かやらかしてもおおらかな心で受け止められます。夫婦間の会話も増えるので仲も深まります。

余裕のない子育て環境で起きる事件はとても悲しいですよね...。ニュースにすらならない氷山の一角を思い浮かべると、心の余裕を持つことは想像以上のメリットです。

成長著しい0才児の真隣

0歳児の凄まじい成長過程を常に見られるのはかけがえのない経験です。

彼らは毎日成長し続けます。昨日と違って大人を目で追える用になったり、声かけたら振り向いたり、右手と全力で格闘してみたり...。

個人的には、初めての寝返りを見逃さず、妻と感動を共有できたことは忘れられない思い出です。仮に育休を取らず、疲れて仕事から帰ってきて妻から報告されても、ほんとうの意味での共感はできなかった気がします。

キャリアを俯瞰できる時間

そして、副次的な効果ですが仕事を一度休憩し、今までとこれからのキャリアを考え直す時間を得る事もできます。

私の社会人生活は8年目です。いわゆる中堅と呼ばれる年次になり、ある程度のことは難なくこなせるスキル・経験が得られました。一方で、このまま心地よい環境で働き続けて良いのか?と悩む面もあります。

また、息子が生まれたことで、ライフスタイルも大きく変わり仕事と私生活の比重も変えたくなるかもしれません。

そんなキャリアに関する様々な悩みを、育休で確保できた自由な時間の中で振り返っています


色々と書いてきましたが、言いたいことは1つです。

Summary

子育てはそんなに暇じゃない。職場復帰したら家庭が回らなくなる!

あくまで私の個人的な感想ですが、育休取らなければよかったなんて感じることは1秒もありません。

特に育休を取らずに仕事に支障が出るケースを考えると...取らないデメリットも相応にありそうです。むしろ、パパ育休を8人に1人しか取らない社会はかなり追い詰められてるのでは?なんて感じます。

もしあなたが子育て当事者になったり、同僚が子育てをする話を聞いたら、「育休を取らないデメリット」も考慮してみてください


最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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