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インフレの対策が必要な理由【不動産投資では対策できない】
この記事で伝えたいこと
日本のインフレは海外要因で進む可能性が高いです。インフレ対策として海外投資が有効な理由と、不動産投資が最適ではない理由を解説します。
こんにちは、金育SEのまさです。
みなさんはインフレ目標2%に対して対策できてますか?
インフレ2%が実現した時にどうなるのか、#第5回 金融リテラシークイズとして出題してみました。
【第5回 #金融リテラシークイズ 】
— まさ@金育SE (@kinikuse) December 22, 2019
今週はインフレのお話です!!
金融庁の調査では、53%が正解してます。
「インフレ率が 2%で、普通預金口座であなたが受け取る利息が 1%なら、1 年後にこの口座の お金を使ってどれくらいの物を購入することができると思いますか?」#金育
インフレ率よりも貯金の利率の方が低いと、1年後に購入できるものは少なくなります。
私のTLではインフレの理解率が高く、金融庁の調査結果の2倍の正解率ですね!
冒頭の質問に戻りますが、対策できていますか?
インフレが成立すると資産が目減りすることを感覚で理解できている人は多いです。
でも行動に移すほどの危機感を持ってる人は少ないです。
また不動産投資で対策できるという意見が多いですが、私は疑問を持っています。
日本で起きているインフレについてしっかり調べてみました。
この記事で分かること
- インフレが発生するメカニズム
- 食料輸入先のTOP5はインフレが進んでる
- インフレ対策に必要な条件
そもそもインフレとは?
インフレとは「モノ・サービスの値段が上がること」です。
ふだんの生活でもインフレはじわじわと進んでいます。
- 10年前に100円で買えたツナマヨおにぎり → 今は113円になりました。(税抜)
- あんぱんは値段が一緒 → サイズが年々小さくなっています。
- 東京23区のマンション価格 → オリンピック決定後、8割近く上昇
これらのインフレには2種類の原因があります。
供給<需要のインフレ
1つ目は供給よりも需要の方が多い状況でインフレが進みます。
例えば、モノを欲しがる人が増えても供給量が同じなら、価格が上がっていきます。
この状況では企業の売上も上がるので、賃金も上がっていくと言われています。
コスト上昇のインフレ
2つ目はコストの上昇です。
例えば、牛丼業界は海外から輸入する牛肉の値段が向上し、横断的に値上げされた時期がありました。
日本は多くの食品を輸入に頼っているため、食料品ではインフレの影響がもろに出ます。
コスト上昇によるインフレは賃金上昇に繋がりにくいのが怖いポイントです。企業の利益が上昇するわけではないからですね。
インフレの仕組みがわかったところで、日本や世界の状況を見てみましょう。
世界に比べると日本のインフレは弱い
日本も最近ではデフレを脱却してきましたが、海外と比べるとまだまだです。
2000年以降のインフレ率の推移を、代表的な国と比較してみます。
資料:GLOBAL NOTE 出典:IMF
日本の線は、他の国よりも常に低いです。
実は日本の食料輸入先のTOP5を比較として表示しています。
- アメリカ
- 中国
- カナダ
- タイ
- オーストラリア
日本よりもインフレが進む国から輸入しているので、食品のコストが上がるのは当然ですよね。
日本のインフレ目標2%は無視しちゃダメ
日本は少子化先進国と呼ばれています。
国民の人数が激減していく中で、消費が上昇するとは考えにくいです。消費が上昇しないと、供給<需要が原因のインフレは難しいでしょう。
でも、海外は日本に関係なく人口が増えていき、インフレも進む可能性があります。そうすると食料自給率の低い日本は海外に引っ張られてインフレが進みます。
インフレが進む中で、その対策を講じないのはスマートな判断とは言えないでしょう。。
海外のインフレに負けない対策は投資
最も簡単なインフレ対策は海外への投資です。
海外へ投資しておけば、その資産もインフレ率とともに変動していきます。最近は「全世界株式」「外貨建て保険」「海外不動産投資」など外へ目を向けることができる投資方法が増えています。
私は「全世界株式」への投資が最も初心者向けだと考えています。
つみたてNISAなどで、投資信託を毎月買い続ける設定さえしてしまえば、あとは放置するだけです。
面倒くささと将来の安心を比較すれば取るべき行動は1つでしょう。
不動産投資は違うのでは??
「インフレ対策」をぐぐると「不動産投資」が出てきますが、私は適さないと考えています。
多くの記事では「不動産を購入して、インフレ後に住む場所を確保しよう!」と書いてあります。
でも、そもそもは日本円の資産しか持っていないリスクに対策する必要があるはずです。
国内不動産では海外のインフレに追いつくことができず、住は満たせても衣食に困りそうです。
不勉強なだけかもしれませんが、もっと簡単で手軽な海外投資信託の方が良いでしょう。
まとめ
- インフレは「需要>供給」か「コスト増」で発生する
- 食料輸入先のTOP5はインフレが進んでる
- 海外投資でインフレを享受する必要がある
実はこのインフレの話は仕事で知りました。
金融教育の仕事相手から、海外のインフレが原因で日本のインフレも進んでいると言われたんですね。
私自身も軽く考えていた日銀の2%目標が、一気に身近に感じた瞬間でした。
勉強をすればするほど、貯蓄から投資へ目を向けないと行けない状況だと認識できます。
みなさんも時間があるときに、投資について考えてみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。
投資に関するご注意
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投資の最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
