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大学生でもわかる投資信託

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この記事で伝えたいこと

投資信託は少額からプロに運用を任せられる金融商品。初心者は手数料の安いインデックスファンドから始めるのがおすすめです。

株と投資信託の違い

そもそも株ってなんでしょう?株は会社が事業をするための軍資金です。

株を買うとは、その企業を応援することです。もし利益がでれば配当金という形で返ってきます。

投資信託との違いは大きく2つあります。

少額で投資ができる

1つの企業を応援するにはいくら必要でしょうか?

100万円もあればほとんどの企業の株は買えます。(キーエンスなど例外もあります)でも5社10社と多くの企業の株を買うには、500万、1000万と必要になってしまいます。普通は...買えません。

そこでたくさんの投資家からお金を集めて、まとめて運用する投資信託が生まれました。投資信託を買うと、少ないお金で複数の企業を応援できることになります。

昔は「1万円から」の商品が多かったのですが、最近は「100円から」投資できるようになりました!

プロが運用してくれる

株の場合は「銘柄の選定」「買うタイミング」「売るタイミング」を自分で考える必要があります。

でも投資信託はプロのトレーダーが運用してくれます。

トレーダーが選んだ銘柄をプロのタイミングで売買してくれるんです!素敵でしょ?

アクティブ運用とパッシブ運用

でもプロがトレードすると言っても、百戦錬磨が集う取引所でいつも勝てるわけではありません

実際に色々考えてアクティブな運用をする投資信託より、市場平均を目指すパッシブな運用の方が運用成績がよくなる傾向にあります。

まれにひふみ投信 バークシャー・ハサウェイのような圧倒的なアクティブファンドもありますが極めてレアです。

9割のアクティブファンドは市場平均に勝てないようです

日経新聞:9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ

■初心者のうちはパッシブ投資を活用した方が、安定的に利益を得られる確率がアップします。

債券や不動産の投資信託

投資信託は「お金を集めて単価が高いものを買う」商品なので、株以外も扱っています。

例えば、

  • 国債や地方債、企業債券などを扱った債券投資信託
  • 不動産を対象にしたREIT
  • 太陽光発電などのインフラ設備に投資するインフラファンド

それぞれ色々な特徴があります。分散投資の観点から考えると、異なる特徴の商品を購入するとリスクを低減できます。株式と組み合わせて投資する人も多いです。

投資信託の3つのコスト

投資信託はプロが運用してくれるので、コストがかかります。主に3つです。

  • 購入手数料:買うときに払う
  • 信託報酬:持ってると払う
  • 信託財産留保額:売るときに払う

購入手数料は買うときに金融機関に払うものです。0〜3%くらいかかります。最近はノーロード型と呼ばれる購入手数料0円の商品が多いです。

信託報酬は運用会社に払うものです。毎年いい感じに運用してくれるトレーダーの人件費ですね。0.1〜3%のものがあります。手間がかかるアクティブファンドは高く、決まった銘柄を買うだけのパッシブファンドは安い傾向にあります。

信託財産留保額も運用会社に払う手数料で、解約を防ぐための違約金です。0〜0.5%が多いですね。

信託報酬を気にしろ!

毎年払わないといけない信託報酬には注意が必要です。

100万円の投資信託を持っていたとします。1年後に残るお金を手数料2%と0.1%の商品で比べてみましょう。

+5%で運用 -5%で運用
手数料2.0% 103.0万円 93.0万円
手数料0.1% 104.9万円 94.9万円

わかりますか?運用結果がプラスだろうがマイナスだろが、手数料は必ずかかるんです。

信託報酬が高ければ、その分のハンデを負っていることは知っておく必要があります。


投資信託の基本について、知っててほしいことをまとめてみました。

特に重要なことをまとめておきます。

  • 100円から投資が可能
  • 株以外にも不動産や債券、太陽光発電まである
  • アクティブ運用よりもパッシブ運用のほうが勝率が高い
  • 信託報酬が高いと、難易度がぐっと上がる

中でも100円から投資ができるのは、知らない人も多いと思います。大学生や社会人若手のお金がない人も、毎月500円や1,000円くらいなら払えるはずです。

投資経験を持ってるだけで、その後の人生観が変わるので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
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投資に関するご注意

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