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【分散投資の罠】インデックス投資のデメリット
この記事で伝えたいこと
インデックス投資のデメリットを解説。闇雲な分散投資がもたらす落とし穴や、実質コスト、構成銘柄変更時の影響、大勝ちできない点など、インデックス投資の注意点を深掘りします。
こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。
先日、個別株とインデックス投資ではどちらが安全か?というクイズを出題しました。
【第6回 #金融リテラシークイズ 】
— まさ@金育SE (@kinikuse) December 29, 2019
今週も「金融リテラシー調査 2019年」からの出題です。
金融庁の調査では、47%が正解してます。
「1 社の株を買うことは、通常、株式投資信託を買うよりも安全な投資ですか?」#金育
この答えは当然「個別株より投資信託のほうが安全な投資」となります。
でも、インデックス投資にもいくつかのデメリットは存在します。闇雲な分散投資をしていると、思った利益を得られないかもしれません。
今回は安全なインデックス投資のデメリットをご紹介します。
分散投資は万能ではない?
分散投資の落とし穴
分散投資とは、投資先を複数にわけることで、元本割れリスクを低減する技術のことです。
投資の勉強を始めると必ず「リスク低減のために分散投資がオススメ」と言われます。本ブログでもそうですし、私自身も分散投資を主軸においています。
ただし、万能ではありません。
ウォーレン・バフェットという過去50年では200万%の利回りをあげた世界最強のおじいちゃんがいます。彼の成功の秘訣は「長期的な視野で自分が選んだ銘柄に集中投資すること」です。
分散投資で平均点を狙っていればこんなリターンは得られなかったでしょう。
インデックス投資のデメリット
ではインデックス投資の何がダメなのでしょうか。いくつかのデメリットが確かに存在します。
厳密には平均点以下
インデックス投資では、日経平均などのインデックスに連動する投資信託を購入します。
例えば、日経平均に連動するのであれば、225銘柄全てを均等に購入していきます。その中で以下のようなコストがかかっています。
- 信託報酬(人件費)
- 口座管理手数料(JSCCへ株を預ける費用)
- インデックスの利用費(ex.日本経済新聞社などへ払う)
- 株の購入手数料(運用会社→証券会社へ注文時)
信託報酬は聞いたことがあるかもしれませんね。
実際はこれらの実質コストの分だけ、インデックスには勝つことができないんです。
構成銘柄変更のたびに損してる
最後のだけ解説すると、インデックスの構成銘柄は定期的に入れ替えられます。
2019/10/1に東京ドームが外され、エムスリーが採用されました。これは9/4の夕方に発表されています。この情報は高解釈されます。
構成銘柄変更時の注意点
10/1に東京ドームは大量に売られ、 エムスリーが大量に買われるはず 先回りして利益を得よう!!
インデックスファンドは構成銘柄が変更されるたびに、想定外の金額での売買を強いられます。何百何千万もの損が発生してるんですね。
腐った卵も紛れ込んでしまう
インデックスはたくさんの銘柄で構成されている分、成績のよくない銘柄も混ざっています。
例えば、東芝は2015/4に不正会計問題が発覚してからも、2017/8までは日経平均に含まれ続けていました。明らかな大暴落銘柄なのにインデックスファンドでは買い続けていたんです!
投資先として適切ではない企業も含まれるリスクはあるので、リターンが減ってしまいます。
業界としても問題視はしています。2019年には東証の上場基準を見直すニュースもあったくらいです。ただ、、野村證券がやらかしたのでしばらくは何もなさそうですが。。
大勝ちはできない
最後に、平均点を狙っているので当たり前ですが、絶対に大勝ちできません。
過去20年のデータを見ると
- 日本株式:+1.9%
- 先進国株:+6.1%
- 新興国株:+7.7%
- アップル:+21.3%
20年前にアップルの株を100万円買っていれば、4,740万円になる計算です。
日本株の投資信託は20年複利で、146万円。笑
大勝ちは絶対にできないですね。
それでも初心者にはインデックス投資がおすすめ
インデックス投資のデメリットは確かに存在します。
ただし、一極集中型の個別株投資はその分リスクも高いです。
最強のおじいちゃんですら、奥さんにはインデックス投資を勧めているので、安心して初心者向け投資方法を実践していきましょう。
今回は分散投資の罠についてお話してみました。メリットばかりが注目される分散投資ですが、実はデメリットも存在します。
インデックス投資のデメリット
- 厳密には平均点以下
- 構成銘柄変更に弱い
- 低品質な銘柄も存在
- 大勝はできない
2019年はこのデメリットを避ける手法が流行った年でもありました。
全世界の分散ではなくアメリカのS&P500への投資が注目されたり、アメリカ株の中でも、高配当株のみに投資する人も増えました。
とはいえ、投資の世界に正解はありません。
誰もが自分のリスク許容度に応じた投資方法を選択できればハッピーです。自分の道を信じて進んでいきましょう〜
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。
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