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ゆとりある老後を迎えるためには6000万円必要!?【生活費から算出】

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この記事で伝えたいこと

ゆとりある老後には月36万円、生涯で6,000万円近く必要になる可能性を、各種データから解説します。

こんにちは、金育SEのまさ(@kinikuse)です。

老後の生き方として、キツキツな生活・ゆとりある生活だったらどっちが良いですか?

私は絶対にゆとりある生活が良いです。コンビニバイトに奔放とか嫌です。笑

そんなゆとりある生活に必要な生活費を#金融リテラシークイズとして出題してみました。

バラけてますが、正解は36万円です。でも年金をそんなに貰えるわけないんですよね。。足りない分は自分で備える必要があります

この記事で分かること

  • 老後の生活費がイメージできる
  • 年金収入金額がイメージできる
  • 老後までにいくら貯めるべきかわかる

ゆとりある老後の生活費は月36万円

老後にゆとりのある生活を送るためには、平均36万円かかります

生命保険文化センターという団体が3年毎に調査している「生活保障に関する調査」が役立ちます。

老後の生活費についての調査結果は2つの要素で構成されています。

  • 老後の最低日常生活費:22.1万円
  • 老後のゆとりのための上乗せ額:+14.0万円

ゆとりとは

「旅行やレジャー」「身内とのつきあい」「趣味や教養」「日常生活費の充実」など

最低限の生活だけなら22万ですが、生活にゆとりを持ちたければ36万必要と考える人が多いようです。

年収別では33.8万〜41.6万と異なる

当然ですが、年収によって生活水準は異なります。年収500万だった人と1,000万もらっていた人では違いますよね。

この調査でも、年収別にアンケート結果がちゃんと用意してあります。

年収別 最低生活費 ゆとりのため上乗せ額 合計
300万円未満 20.3万 13.5万 33.8万
300万円以上 21.6万 13.2万 34.8万
500万円以上 22.1万 14.3万 36.4万
700万円以上 22.8万 14.4万 37.2万
1,000万円以上 26.1万 15.5万 41.6万

生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」

年収によって、ゆとりのある生活に必要な金額には開きがありますね。

年金受給額の目安

2018年度の平均年金受給額

老後の生活では年金に頼って生きることになります。厚生省の資料を見て年金受給額を確認しましょう。

  • 自営業など:5.6万円
  • 会社員など:14.6万円

平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

これは1人あたりの平均値です。自営業の場合は国民年金のみを受給しますが、会社員は追加で厚生年金も貰えるため金額に差があります。

厚生年金は年収に依存して受取金額も増えますが、、年収別の受給データが無いんですよね。。勤務先の制度を調べればわかるので、ここはご自身で調べるべきです。

老後収入は22万円が目安

高齢夫婦無職世帯について、総務省で調べてみると収入の平均は22万円でした。

この数字は無職世帯が対象なので、年金ベースになります。「共働き」「専業主婦」「パワーカップル」など二人の年収によって変わってきます。

また、年金受給金額はざっくり2割強減ると試算されています。

2014年の年金財政検証では、厚生年金加入者の年金実質水準(対賃金上昇率の比較で)はマイナス20%、基礎年金はマイナス30%と見込まれている

金融ジェロントロジー 第2章

22万円×80%=18万弱へと収入が減ってしまうかもしれませんね。。

人生100年時代は、老後への貯蓄が必須

老後に関するお金

人生100年時代と言われます。65歳から100歳までの35年間をゆとりを持って生きるためのお金を計算しましょう。

ここまでの数字の平均値をまとめると、、、

  • 最低生活費:22万円
  • ゆとりある生活費:36万円
  • 平均的な年金収入:22万円
  • 年金が2割減額した収入:17.6万円

(最低生活費22万円 − 平均的な年金収入22万円)=0円

今の年金水準が維持されて、最低限の生活を送るだけなら意外と実現できそうです。

「ゆとり」が欲しきゃ6,000万円が必要?

ざっくり(収入 - 支出)×12ヶ月×35年間で考えてみましょう。

# 年金水準 生活水準 必要貯蓄額
1 現状維持 最低限 0
2 現状維持 ゆとりあり 5,880万
3 2割減額 最低限 1,848万
4 2割減額 ゆとりあり 7,728万

最低限の生活を送るだけなら、貯蓄は必要ないかもしれません。意外と日本は住みやすいかもしれませんね。

ただ、ゆとりのある生活には6,000万円弱が必要です。これが100歳まで生きなければもっと少なくて済むんですが、、結構必要ですね。また、年金受給額が2割削減される前提だともっと必要になります。 

「老後2000万円問題」との違い

老後2000万円問題の計算根拠

老後2,000万円問題ってありましたね。あれとは前提が違います。

  • ゆとりのある生活ではなく、一般的な支出
  • 夫婦ともに100歳ではなく、夫95歳・妻90歳

この記事で伝えたいことは「個人の状況によって必要な金額は違う」ということです。

年金制度が崩壊する懸念を持つ人は多いですが、実際に計算したことがある人はほぼいません**。一度がっつり調べてみても良いかもしれませんね。


今回は老後の生活にフォーカスして色々と調べてみました。

  • 最低限必要な生活費:22万円
  • ゆとりある生活費:36万円
  • 平均的な夫婦の世帯収入:22万円
  • ゆとりのある生活には6,000万円の貯蓄が必要?

老後2000万円問題とか比較にならない結果になりましたね〜。

6,000万円を65歳までに貯めるためには、しっかりした戦略が必要になります。少なくとも「投資なんてわかんな〜い」とか言ってる場合ではありません。

外出できない時間が多い状況を活用して、試算してみるといいですね。

私もお手伝いするために、「投資」だけでなく「お金」にフォーカスして幅広い記事を提供していきます。

私自身も投資をしていますが、難しい個別株ではなく簡単なインデックス投資で老後に備えています。


最後までお読みいただきありがとうございます。
良い機会なので、私と一緒にお金の勉強を始めませんか。
まったり更新していくので、X(@kinikuse)もフォローいただけると幸いです。